2007年05月25日

羽生善治さんの『決断力』

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羽生善治さんの『決断力』を読みました。雑誌『GOETHE』のビジネス書特集で藤田普さんがおススメしていたので読んでみました。(ちなみにGOETHEは待合室用です。)

羽生さんの思考がいかに洗練されているのか、改めて感じました。藤田さんいわく、将棋の考え方は経営に通じるところが多いとのことですが、僕は経営のみならず治療の考え方にも通じると思いました。

おそらく、人の思考活動全般に活かせる思います。一流は全てに通ずといいますが、どんなことでも一つの道を追求していけばそこから、普遍的な真理に到達できるのでしょうね。そう感じさせるような核心的な言葉がいくつも読みとれました。

『情報は選ぶより、いかに捨てるかが大切』
今の時代、情報はほぼ無制限に手に入るわけですから、情報を得ること自体にはもはや意味はないですよね。その情報が自分にとって大切なものか、明日の行動に活きる情報なのかを判断することが肝心ですよね。限られた頭の容量をどのように使うかを考えると、捨てる技術は極めて重要だと思います。もちろん、頭のいい人はたくさんのストックを持つことができるのでしょうけれど、僕は最低限必要な荷物以外は持ちたくない性格なので、捨てられるものは全部捨てて、身軽な状態をキープしたいと思ってます。

『直観力の7割は正しい。』
本当にその通りだと思います。僕にとっての直感は、“自分がもっている、もしくは自分がアクセスできる全ての情報の無意識下処理の結果”です。無意識下処理の結果が、上手くいってないときはちゃんと“なんとなくイヤ〜な感じ”がするんですよね。それで、順を追って自分の思考をじっくり確認してみると、『あっ、確かにこのままいってたらやばかった』っていうことがあります。逆に、瞬間的な判断が迫られる状況で、直感で『コレでOK!』って寸分迷わず思えることもあります。そういう時は、後から考え直してもベストの選択をしていることが多いんですよね。つくづく人の脳って面白いと思います。

ちなみに、誤解があるといけないので念のため言わせていただきますが、普段の治療を思いつきだけでテキトーにやってるわけじゃないんですよ!ちゃんと医学的な判断にもとづいてやってます。その過程で直感を使っている状況もあるということです。安心してくださいね。(^-^;)



posted by 堀 雅史 at 11:26| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月19日

フューチャリスト宣言

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書店で平積みされていたのを即、購入。
すごい面白かった!

“ウェブ進化論”を読んでから、すっかり梅田望夫さんのファンになってしまいました。
茂木健一郎さんも好きです。NHKの“プロフェッショナル・仕事の流儀”いいですよね。

お二人が『楽しくてしょうがないという人しか勝てない』ということについて語っているところがとても印象的でした。

『対象は何であっても、それが好きでしょうがなくって、朝から晩までずっとやってられるような人には勝てない。そういう人は、それをとことん磨きつくすことで、社会のなかでものすごい存在価値を生み出していく。』

そういうことをwebで発信していけば、検索エンジンによってそれを求める人のもとにとどけることができる、というのがこれからの世の中なんですね。

だから、本当に一人一人が自分が一番大好きなことをやるのがいいと思います。茂木さんのプロフェッショナルの定義は、『自分のやっていることに快楽を感じている人、いくらやっても飽きない人』だそうです。まったく同感です。お金をもらってるとか、能力的に優れているとかじゃないんですよね。

そういう意味では僕も自分のことをプロフェッショナルだと思っています。毎日、朝から晩まで臨床してるのって最高ですよ。しかも大好きな鍼灸専門ですから。そんな自分の治療室をYahoo!やGoogleで見つけてくれて、患者さんが来てくださるのだからほんとに幸せです。

全体を通して感じとれるのが、梅田さんも茂木さんもこれからの未来をとても楽しい世界としてとらえているということです。今は、ちょうどいろいろなことの変革期でしょうけれど、変わることのネガティブさに目を向けてもしょうがないですもんね。終始、語り口調が爽やかでした。
posted by 堀 雅史 at 12:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月17日

僕の二十歳頃

僕はあまりドラマは見ないのですが、最近日テレの『バンビーノ!』を見ています。面白いです。

自分の二十歳頃を思い出してしまいます。僕は高校を出て、すぐにこの業界に入り、18歳のころから接骨院でパートで働かせてもらっていましたが、仕事のなんたるかをまるでわかっていなかったですね・・・。そこの院長にはずいぶんお世話になりました。いろいろ迷惑かけたんじゃないかと思っています。

松本潤君ふんするあの主人公ほどひどくはなかったと思いたいけれど・・・。

そして21歳で鍼灸師免許をとって、筑波大学の研修生になりました。当然、免許とりたてだから治療技術なんてぜんぜん下手っぴだったんですが、とにかく治療がしたかったですね。一人でもたくさんの患者さんを診たかったし、一本でも多く鍼を刺したかった。今思うと、危なっかしかったですね。

幸い、指導教官の先生方のおかげで、今まで無事に臨床を続けてこれました。先生方には本当にお世話になりましたし、患者さんにも育ててもらったのだと思っています。ほんとうに。

研修生の頃は、技官の先生によく飲みに連れてってもらってました。いつも同じ店で、“古明地(コメジと読む)”という実に庶民的な居酒屋でした。いい店でしたね〜。

そこで言われて、ずっと心に残っているのは、『堀君、先輩にお世話になった分は、先輩にかえさないでいいから、同じことを後輩にしてやりな。それが筑波の伝統だよ。』という言葉です。

僕は鍼灸師としては、とても恵まれた環境で経験を積ませてもらってきたと思っています。いつになるかわからないし、どういう形になるかもわからないけれど、自分が伝えてもらったエネルギーを、いつか他の誰かに伝えられるようになりたいと思っています。
posted by 堀 雅史 at 13:18| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月15日

ウェブ進化論

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梅田望夫さんのウェブ進化論(ちくま新書)を読みました。
正直、目からウロコが落ちまくりです。

僕は仕事でも私生活でも、かなりインターネットのお世話になっているのですが、どのような経緯で現在のインターネットという世界が存在するのかについてはほとんど知らなかったということがわかってしまいました。ネットって、アメリカ国防総省内のコンピューター同士のネットワーク技術が基だったんですね・・・。

そしてネットの普及、発展によって過去にはありえなかった現象が次々に起こっているんですね。

〜オープンソース〜
企業がソフト作成のプログラムを公開し、一般の人たちがプログラミングに参加できるようにすること。それによって、企業が持っている技術、アイデア以上のほぼ無限の集合知を結集させることができる。

〜ロングテール〜
検索エンジンの出現によって、ヒット商品以外の売り上げがヒット商品に匹敵する売り上げをだすようになった現象

〜総表現社会〜
コストゼロで誰でもブログ、メルマガを発信できる社会。めちゃくちゃ恩恵に預かってます。

〜セカンドライフ〜
ネット上のもうひとつ世界に自分の分身で参加するゲーム。そのゲームのお金は実社会のお金に還金可能。日本の企業もすでに参入し、宣伝効果をあげている。(これに関しては、さすがに現実味がわかないですね〜。こればっかりやってたらひきこもりになっちゃいそうな気が・・・。)

などなど。

ネットの歴史を知るとともに、今後の人間と社会に与える影響について深く考えさせられました。

ちなみに、この本を読んだきっかけは氷室京介さんが自身のポッドキャストで紹介していたからです。インターネットは音楽業界においても革命的な変化をもたらしたわけですが、氷室さんはその変化をポジティブにとらえ、iTunesミュージックストアにおいて新たなアクションを起こしています。

HIMURO Lightning Trick
posted by 堀 雅史 at 13:59| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月06日

久々に元同僚に会いました。

昨日は、以前の職場で同僚だった先生と久しぶりに会いました。その先生も今は独立されて、ご自分で訪問マッサージを中心に治療活動をしているそうです。

お互いの近況報告や最近感じていることについていろいろ本音でしゃべれました。治療のこと、学校教育のこと、人は何のために生きるのか、などなど・・・。けっこう深い話もしちゃいました。

それが、意外なくらいにお互いの意見が噛み合ったんですよね・・・。ここまで噛み合うとは正直驚きました。

以前からよくしゃべる間柄でしたが、実は今まであまり深い話はしていなかったんですよね。だからこんなにあっさりと、言いたいことが通じるというのは、僕にとってはけっこう意外なことだったんです。

訪問と外来の違いはありますが、同じ業種で個人経営している者同士、モノの見方が似てくるのでしょうか。いやいや、それだけじゃないですね。やはり、どこか波長が通じあうところがあったんでしょうね。

久々に会って、お互いがそういう人間だということが確認し合えて嬉しかったです。

GWは、治療室はカレンダー通りに休ませていただきました。久々にひいてしまったシビアな風邪もすっかり回復しました。

明日からまた外来。楽しみです。毎日ほんとに楽しいです。
posted by 堀 雅史 at 12:52| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ゆかいな鍼灸師仲間達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする