2008年08月30日

ブータンに魅せられて

今枝由郎さんの『ブータンに魅せられて』を読みました。以前からブータンのGNH(国民総幸福)という概念に興味があり、いつかちゃんと調べようと思っていました。

10月に筑波大学理療科教員養成施設での『医療と社会』という授業で治療院経営の話をすることになり、そこで話そうかと思っています。

「医療と社会の話でなんでブータンやねん!」と突っ込まれそうですが、僕のビジネス観としては関係大ありなんです。

以下は、授業用にまとめた本の内容です。

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ブータンは、中国チベット自治区とインドに挟まれたヒマラヤ山脈にある秘境(詳しくはコチラをご覧ください)。近年、国民総幸福という独自の方針を掲げていることで注目を浴びている。

国民総幸福(GNH:Gross National Happiness)は1972年、第4代国王ジクメ・センゲ・ワンチュック(即位時わずか16歳!)が提唱した方針。

≪概 念≫ 
・人間は物質的な富だけでは幸福にはなれず、充足感も満足感も抱けない。経済発展は必須であるが、仏教国としての究極目的ではない。目的は国民の幸福である。

・経済的発展、近代化は伝統的価値を犠牲にするものであってはならない。

・国としての経済基盤は無論必須であり、当然ブータンも経済発展は心がけている。だが先進国がGDPを高めることに専心し、国民の幸福に対しては期待していたほどの充足が得られていないことを教訓とし、自国の立脚点を失わないようなスローペースでの近代化を目指す。


≪具体的な方針≫
・全ての地域・分野に繁栄が共有される公平な経済開発

・汚染のない環境保護

・文化遺産の保護・発展

・民衆参加型の政治


しかし、近年GNHが注目を集めていることに関して、第4代国王はこう述べられています。

「GNHという概念は一人歩きしているように思う。幸福は主観的で、個人差がある。私が意図したのはむしろ“充足”である。ある目的に向かって努力する時、そしてそれが達成された時に誰もが感じるものである。目標としていることは、ブータンの国民の一人一人が、ブータン人として生きることを誇りに思い、自分の人生に充足感を持つことである」

ちなみに現在ブータンは、第5代国王ジクメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュックのもとで、議会制民主主義化がはかられているところです。

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チベット仏教で重視するものとして、クン・ロンというのがあるそうです。和訳すると“動機”がもっとも近いらしいですが、さらに精神全体を現すような概念のようです。

なんのために仕事するのか。なんのために治療するのか。なんのために生きるのか。「幸せになるため」だと僕も思います(それを国策として根付かせた第4代国王は本当にスゴイ方だと思います)。

その一番最初の動機の大切さを講義のなかでもはっきり伝えたいです。治療も経営も、小手先のテクニックでなんやかんややっても誰のためにもならないと思っています。これは自分で経験したことなのではっきり言えます。
posted by 堀 雅史 at 16:53| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月25日

感じることの稽古

8/10、8/23と、身体教育研究所の稽古に参加してきました。

“アタマで考えて答えを見つけようとするのではなく、身体の内側で感じるものにまかせる”ための稽古をしてきました(自分なりの解釈ですが・・・)。

なんのことかわからんですね。とにかくいつもの勉強会とは違って“感じる”ことのトレーニングをしてきたというわけです。

『アタマで考えていても埒があかなかったことで、なんとなくこうしたら良い結果が訪れた』っていうことって結構ありますよね。“なんとなく感じる”っていうのはまったくもって馬鹿にならないことです。

僕は今までここ一番での決断は、ほとんど何となくで決めています。決めた後でいろいろ理由を並べて、『やっぱりこれで良かったんだ』という確認作業をすることはありますが、決断そのものは最初に済んでるんです。開業を決めたときもそうでした。

僕は鍼灸師になってからは、大学、専門学校、医療機関などに身を置いてきましたから、科学的・論理的・合理的な思考方法を主に訓練してきました。

しかし、人間ってそういう考え方では捉えきれない曖昧さを当たり前に持っていますよね。そういう曖昧さを感知するアンテナって臨床家にとって必須だと思っています。

最近、改めてそんなこと考えていたところだったので、ちょうどいいタイミングで、ちょうど求めていたものとご縁がつながったという気がしています。中国の諺で『必要な師は必要な時に現れる』というのがあるそうですが、ほんとにその通りですね。

2008年08月16日

田河先生のカイロ受けました。

昨日はユニバーサルセンターで田河大史先生のカイロプラクティックを受けてきました(TJK東中野保健センターはお盆休み)。

常日頃から自分の身体の歪みは感じており、大まかな歪みは自分で整えていましたが、細かい歪みは自分じゃわかんないですね。すみずみまで診察&治療していただき、身体のなかで滞っていたものがなくなりました。ん〜今日は快適だ♪

最近、田河先生とは治療哲学についてよく語り合います。けっこう熱く語っちゃいます。

鍼で言うところの『自然治癒力を活かす』という概念をカイロでは『ユニバーサルとつなげる』というらしいです。コトバは違いますが、一脈通じるところがあるような気がします。

やはり人の身体という同じものを観て考えたことですから、西の人が観ても、東の人が観ても、根本まで極めていけば同じところに辿り着くんでしょう。

つくづく、人の身体っていうのは単なる物体じゃないと思います。生きてるってこと自体がエライことですね。で、その生きてることの一番根っこはもはや意識以前のモノなんですよね。そういうものを言葉にしようとすると『気』とか『ユニバーサル』っていうような、いささかつかみどころのない言葉になってしまうのでしょう・・・。

本当は意識以前のものを言葉に置き換えるっていうのはできないんだと思います。置き換えてしまったら、別のものなんです。たぶん。だから、アタマで考えるより身体で感じるのことの方が確かだと思う今日この頃なんです。

その後は、お墓参りに上京した青木先生、大内先生、矢野先生達と合流。皆で楽しくビール飲みました。
posted by 堀 雅史 at 09:56| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ゆかいな鍼灸師仲間達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月11日

アロマいろいろ

治療室ではいつもアロマを焚いているのですが、最近使いはじめたGAIAのブレンドオイル『深い森』はとってもお気に入りです。

ウッド系の香りが部屋中に広がって、本当に森っぽい雰囲気がでます。香り自体もすごくいいんですが、香りの拡がり方がいいんですよね。アロマポットで5滴たいただけなのに、午前の診療中ずっと香ってました。“海<山派”の僕にはたまらんです。

ある方が言うには“オイルと空間の相性”というのもあるらしく、そこにあった香りは自然と拡がりやすいそうです。確かにそんな気はします。

それからエアアロマのシャープスタイルもとってもお気に入りです。

どちらかというと、活動時に合わせてブレンドされたものらしいのですが、タンジェリンやユーカリによるアタマスッキリ感や、柑橘系の清涼感が心地よいので、治療室で使ってもいいような気がしています。患者さんにも好評でした。

アロマいろいろ試してみると楽しいですね。
posted by 堀 雅史 at 12:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ステキなお店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月04日

田河大史先生の治療室、ユニバーサルセンター開業祝い

昨日は、田河大史先生の治療院、ユニバーサルセンター(カイロプラクティック&鍼の治療室です)の開業祝いにいってきました。筑波大学理療科教員養成施設の同窓生が久々に大集合です。

ユニバーサルセンターは千代田線代々木公園駅、小田急線代々木八幡からすぐ近くの好アクセスで、とてもステキな町並みのなかにありました。治療室は土地柄にピッタリのメチャクチャセンスのいい雰囲気でした。

≪受 付≫
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≪待合室≫
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≪治療ブース≫
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≪そこらじゅう勝手に物色♪≫
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≪お祝い品贈呈!≫
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治療室見学のあとは、お祝いパーティー(兼納涼会)です。みんなでビール飲みまくりでした。飲み放題でよかった!
posted by 堀 雅史 at 10:57| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ゆかいな鍼灸師仲間達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする