2011年10月08日

筑波大学理療科にて

一昨日は筑波大学理療科教員養成施設にて、年に1回の講義をしてきました。

tukubadai20111006.jpg

≪つい最近、完成したピカピカの新校舎です。≫

担当しているのは「医療と社会」という科目です。鍼灸と社会の関わりについて学ぶことが目的となっています。

様々なフィールド(視覚障害者生活支援センター、大学の社会健康医学系、専門学校の鍼灸学科や教員養成科)の先生方が交代で担当し、それぞれの立場からの講義をするという形態です。僕は「開業鍼灸師の立場から」というテーマで話してきました。

来年から盲学校教員になる方達に話すのですから、「私も将来開業したいです」という人に話すのとは内容を変えなくてはなりません。僕が開業鍼灸師として学んだことのエッセンスを彼らの糧になるよう、いかにアレンジできるかがカギでした。

この授業、2008年からやらせていただいているので今回で4回目です。毎回、試行錯誤しながら内容を練ってきたつもりですが、だいぶ軸が定まってきました。

今回、僕が選んだ切り口は「仕事」、「お金」、「幸福」、「医療」、「社会」という5つのキーワードです。この5つの意味が明確になっているか否かで、生き方がだいぶ変わってくると思うのです。

僕は開業鍼灸師として生きていくなかで、これらの意味を自分の言葉で整理してきました。それが指針となって仕事の方向性を決めたり、判断基準となってきているのです。そして、これは職種を問わず、現代社会で生きる人全員にとって大切なテーマだと思うのです。

自分自身の体験談を基にし、先人の智恵を借りて、講義を展開させました。

チクセントミハイのフロー理論マイク・マクマナスのソース・プログラムミヒャエル・エンデの経済観、仏教・老荘思想・ヒンドゥー教などの東洋思想、ブータンの国民総幸福、etc・・・

東洋思想のくだりでは「幸福とは何か?」を話してみました。昨年から僕自身が、座禅に取り組むようになったので、以前よりは実感を持って話せるようになった領域かもしれません。

また、今回は初の試みとして20人の学生さん達と5分間だけの座禅もやってみました(イスで)。驚いたことに20人中の4〜5人は座禅経験ありでした。5分間であっても、座禅をするとその場の空気が鎮まります。

授業の結びとして、5つのキーワードを僕の言葉で表現してみました。

「仕事とは、自分の大好きな行為を他者と分かち合うこと」
「お金とは、エネルギーの結晶」
「幸福とは、あるがままに満足できること」
「医療とは、縁ある人を普遍的な幸福に導くこと」
「社会とは、個を離れた全体」

学生さんへのレポート課題は、各自に5つのキーワードを自分の言葉で表現してもらうことです。どんなレポートが集まってくるのでしょうか。楽しみです。
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