2016年12月31日

今年も一年、有難うございました。

おかげ様で今年も無事に診療を終えることができました。自分が鍼灸師として活動できるのも、私を信頼していただき、身体を任せてくださる方がいてこそだと思っています。ハートからお礼申し上げます。

今年も私にとっては充実した一年でした。

今年もいやしの道協会ではいろいろな仕事をさせていただきました。1〜3月は機関誌の原稿を書いていました。腹診や鍼の技術的な工夫について50頁以上書きました。また、講義や発表もたびたびさせていただきました。自分のなかで鍼灸や漢方についての考えがだいぶ整理されました。

また今年はサイマーさんの教えをよく学ばせていただきました。

4月にはワークショップを受けにフロリダに行ってきました。教えを学ぶたくさんの仲間ができました。その仲間達と一緒に、7月には心理療法の一つであるサイコドラマを学びました。

10月には富士山麓でのマハ・ヤギャに参加しました。微力ながらもこの世界的な神事のお手伝いができたことは人生における光栄の極みと言えます。

そして12月には再びフロリダに。普段、旅行をしない私が1年のうちに2回も海外に行くなんて、人生初です。もともと行かない予定だったのですが、運命が変わりました。大きな流れには委ねることにしました。久々に妻と一緒に旅ができたことが嬉しかったです。

きっと2017年は、さらに充実した年になると思います。引き続き本質的な癒しを追及していきます。研修のために治療室を休むことは多くなってしまうと思います。

しかし、それで患者さんに最高の治療をお届けできるようになるなら、示された道を突き進むのが良いと考えることにします。それが自分に与えられた使命だと思うようにします。

これからもどうぞよろしくお願い致します。最後に、遅ればせながら12月にフロリダで撮った写真をアップします。

ホテルから眺めた朝陽。朝5時頃になんとなく目がさめたら部屋が赤く染まっていました。外をみたら、この景色でした。

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オーガニック食品のお店。フロリダって感じですよね!

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ホテルのすぐ近くがビーチでした。夕方、そちらに歩いていったら最高のサンセットが待っていてくれました。

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写っているのは知らない方達なんですが、絵になります。

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2016年10月15日

マハ・ヤギャに参加してきます。

明日からまた1週間、研修に出かけてまいります。24日の午後3時から診療再開いたします。ご迷惑をおかけしますが、その分よい治療でお返しさせていただきます。

今回の研修では、『マハ・ヤギャ』という祭事に参加してきます。詳細は下記をご覧ください。

http://www.sai-maa.com/ja/maha-yagya

もっと早くこのブログでもご紹介すればよかったのですが、日常の治療や他の業務でばたばたしているうちに今日になってしまいました。

鍼灸の研修ではありませんが、人を癒す仕事に携わる者としてこれほど貴重な経験は他にありません。セヴァ(ボランティアスタッフ)として全身全霊を尽くしてきます。

ご興味のある方、今から可能な参加方法は下記の通りです。

https://saimaajapan.com/maha-yagya/

現地にいらっしゃれない方でも、よろしければ世界同時瞑想(10/23の朝7〜8時)にご参加ください。

http://www.sai-maa.com/ja/global-meditation

これまで気が遠くなるほどの準備を進めてこられた関係者の皆様に、心からの感謝と尊敬を捧げます!


2016年08月02日

充実してます。

記事の更新はすっかりご無沙汰していましたが、日々の生活はとても充実しています。

4月にフロリダでの学んできた後、5月末には日帰りで福岡、7月初めには3泊4日で長野で学んできました。

7月は、いやしの道の東京月例会での講義もしました。毎月やっている湘南研修会での腹診の講義もしました。表現することの楽しさを改めて感じました。

治療室のホームページもリニューアルしました。今更ながら、念願のスマホ対応が果たせました。

良いインプットがあり、良いアウトプットがあります。

そして何より、臨床が楽しいです。私の人生経験の全てが一回の鍼灸治療に込められています。

2014年07月11日

近況

最近、治療室外の仕事がいくつかあり、ご報告します。

今月の始めに発売された「医道の日本」という鍼灸師向けの雑誌に私の原稿が掲載されています。夏バテ特集の一環として私が治療室でおこなっている治療法について執筆したものです。祖師、師匠、多くの恩師のおかげでこのような仕事ができました。有難いことです。

http://www.idononippon.com/magazine/2014/20147.html

それから昨日(7/10)は、治療室を昼に閉めて他所で授業をしてきました。今回は大学や専門学校ではなく、中学校です。私が中学3年生のときに担任をしていただいていた中尾雅一先生から呼んでいただき、大田区の貝塚中学校にいってきました。この授業は「職業人講演」という企画の一環で、私は鍼灸師という職業について45分、2コマをしゃべってきました。

中学生たちは予想以上に、私の話をしっかり聞いてくれました。体験コーナーとして、何人かの生徒には実際に鍼灸を受けてもらいましたが、とても率直に身体の変化を味わってもらうことができました。あんなに素直に驚いてくれて、目を輝かせてくれるなんて、「中学生ってまぶしいなぁ〜」と感じてしまいました。(笑)

この日の生徒さん達のなかで、一人でも将来鍼灸に関わる人が現れたなら、とてもとても嬉しいことです。私にとっても貴重な体験となりました。中尾先生に感謝です。

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【中尾先生、他の講師の先生方と記念撮影】

2014年04月24日

指導者に

先日、いやしの道協会の月例会で指導者試験を受けさせていただき、合格させていただきました。

http://blog.iyashinomichikyokai.com/?eid=1303802

これまでにも、いろいろな場面で後進の指導にあたってきましたが、いやしの道協会は私の鍼灸師人生において特別な修行の場です。こちらで指導者を務めさせていただくようになるということは、他ではない、ひとしおの感慨を覚えます。

これからも自分を磨くことと並行して、ともに切磋琢磨する仲間の力になれるようにがんばっていこうと思います。

2014年01月14日

鎌倉、円覚寺でのお説教会

毎月第2日曜日には、鎌倉の円覚寺に通わせていただいています。初めて伺ったのは2011年5月でした。横田南嶺老師のお説教を拝聴し、それまでにないほど感銘を受けました。最近、その日曜説教会の模様がyoutubeで公開されています。お時間のある方はぜひともご覧くださいませ。

http://kojirindayori.blog108.fc2.com/blog-entry-1115.html

2013年09月19日

いやしの道協会合宿研修会

15日、16日は、いやしの道協会の合宿研修会にいってきました。毎月行われる筑波山麓での接心とは別に、毎年に一回、9月に行われるいやしの道協会で最も大きな行事です。

今年は幹事として運営に関わったので、ずいぶんエネルギーを使いましたが、その分、無事にやりとげた充実感があります。

久々に会う道友や、普段顔を合わせてもゆっくり話す機会がない先生方と、じっくり語り合うことができました。そこから新たに気づかされることもあり、楽しくも有意義な一時を過ごすことができました。

同じ志を持つ仲間がいるということは本当に幸せなことです。この縁に感謝しつつ、また精進を積み重ねていこうと改めて思いました。

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2013年04月12日

学ぶこと、気づくこと、湧きでるもの

第2水曜日にムーブアクションさんの鍼灸研修会の講師をさせていただくようになったのが、昨年の5月から。

気付けば、1年間続けてやらせていただいたことになります。今後も続投のご依頼をいただきました。有難いご縁です。精一杯務めようと思います。

さて、一方、私は他の会では指導を受ける立場にもなります。常々感じることですが、教える側になる場と教わる側になる場、両方もっているのは有難いことですね。

教わる側のことを想えば、どのように相手を導けば良いかが解りますし、教える側のことを想えば、教わる者はどのように振舞うべきかが解ります。

そして、そのうえで最近思ったのですが、“学び・気づき”とは、教える者と教わる者の息があったときにつくられた“場”から湧きでてくるもののようです。事前に準備していた情報を提供するだけではないというか・・・。勿論、そういう学びもありますが、本当に意義深い“学び・気づき”は、即興的なものである場合が多いのではないかと思います。

先日の研修会にて、“場”に促され、自分でも思いもよらない言葉がでる場面がありました。それが受講者にとって、意義深い言葉であったか否かは定かではありませんが、内から湧きでた言葉であった気はします。

今後も、様々な場面において、自らの内から湧きでるアクションを楽しみたいと思います。

春ですね。治療室のお花の雰囲気も変わりました。

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2012年06月05日

先週末は、

先週末は、八郷接心にいってきました。いつもながら、貴重なヒントをたくさんいただき、充実した二日間を過ごしました。

詳しいレポートをいやしの道協会のブログに書きました。
http://blog.iyashinomichikyokai.com/?eid=1303557

充実した稽古で心と身体が整うと、その後、万事が良い方向に動きます。全ての事象は、自己の内面の表れであり、鏡なんだろうなぁと思う今日この頃であります。







2012年02月14日

第4回 つくし会総会

12日の日曜日は、『筑波大学理療科教員養成施設理療臨床部同窓会 つくし会(改めて書くとほんと長いですね)』のイベントでした。

詳細は、つくし会のブログに書きました。よかったらご覧ください。

最近の自分の活動とは大幅にジャンルの違う勉強ができ、視野が広がりました。また、久々に会う学友達の活躍ぶりが良い刺激にもなりました。

つくし会の仲間達とも、もう10年以上のお付き合いになるんですよね。有難いご縁です。

2012年01月10日

主人公

先週末は、八郷接心に参加してきました。今回、昨年1年間の皆勤賞として色紙をいただきました。

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『主人公』と読みます。出展は無門関12則。「自己の主人公は、日常自覚している自意識ではなく、真我、仏性といわれる大いなる自己である」という意味で読むことができます。

今年も精進あるのみです。

2011年12月09日

筑波山の紅葉

アップが遅くなりましたが、先週末の八郷接心で撮った写真です。研修所から見上げる筑波山の紅葉が美しかったです。

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2011年12月07日

スティーブ・ジョブズ氏のスピーチ

先日、友達がスティーブ・ジョブズ氏のスピーチを奨めてくれました。とても有名なスピーチなのですね。遅ればせながら、教えてもらってはじめて聞きました。素晴らしい・・・。

まだお聴きになったことがない方は、ぜひどうぞ。





「将来、点が繋がって道になると信じることで心に確信を持てる」

「本当に満足する唯一の方法は素晴らしいと信じる仕事をすることです」

「今日が人生最後の日だとしたら、今日やることは本当にやりたいことだろうか」

「ほとんどの価値基準は外部からの期待、プライド、恥、失敗への恐れ」

その通りだなぁ、と思います。


「あなたたちは既にありのままなのです。思うままに行動しない理由はないのです」

「他人の意見というノイズによって、あなた自身の内なる声、心、直感をかき消されないようにしなさい」

「最も大事なことは、あなたの心や直感に従う勇気を持つことです」

「それら内なる声、心、直感はどういうわけか君が本当に何になりたいのか既に知っているのです」

そうありたいと切に思います。

2011年10月08日

筑波大学理療科にて

一昨日は筑波大学理療科教員養成施設にて、年に1回の講義をしてきました。

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≪つい最近、完成したピカピカの新校舎です。≫

担当しているのは「医療と社会」という科目です。鍼灸と社会の関わりについて学ぶことが目的となっています。

様々なフィールド(視覚障害者生活支援センター、大学の社会健康医学系、専門学校の鍼灸学科や教員養成科)の先生方が交代で担当し、それぞれの立場からの講義をするという形態です。僕は「開業鍼灸師の立場から」というテーマで話してきました。

来年から盲学校教員になる方達に話すのですから、「私も将来開業したいです」という人に話すのとは内容を変えなくてはなりません。僕が開業鍼灸師として学んだことのエッセンスを彼らの糧になるよう、いかにアレンジできるかがカギでした。

この授業、2008年からやらせていただいているので今回で4回目です。毎回、試行錯誤しながら内容を練ってきたつもりですが、だいぶ軸が定まってきました。

今回、僕が選んだ切り口は「仕事」、「お金」、「幸福」、「医療」、「社会」という5つのキーワードです。この5つの意味が明確になっているか否かで、生き方がだいぶ変わってくると思うのです。

僕は開業鍼灸師として生きていくなかで、これらの意味を自分の言葉で整理してきました。それが指針となって仕事の方向性を決めたり、判断基準となってきているのです。そして、これは職種を問わず、現代社会で生きる人全員にとって大切なテーマだと思うのです。

自分自身の体験談を基にし、先人の智恵を借りて、講義を展開させました。

チクセントミハイのフロー理論マイク・マクマナスのソース・プログラムミヒャエル・エンデの経済観、仏教・老荘思想・ヒンドゥー教などの東洋思想、ブータンの国民総幸福、etc・・・

東洋思想のくだりでは「幸福とは何か?」を話してみました。昨年から僕自身が、座禅に取り組むようになったので、以前よりは実感を持って話せるようになった領域かもしれません。

また、今回は初の試みとして20人の学生さん達と5分間だけの座禅もやってみました(イスで)。驚いたことに20人中の4〜5人は座禅経験ありでした。5分間であっても、座禅をするとその場の空気が鎮まります。

授業の結びとして、5つのキーワードを僕の言葉で表現してみました。

「仕事とは、自分の大好きな行為を他者と分かち合うこと」
「お金とは、エネルギーの結晶」
「幸福とは、あるがままに満足できること」
「医療とは、縁ある人を普遍的な幸福に導くこと」
「社会とは、個を離れた全体」

学生さんへのレポート課題は、各自に5つのキーワードを自分の言葉で表現してもらうことです。どんなレポートが集まってくるのでしょうか。楽しみです。

2011年10月03日

イベント目白押しでした。

9月後半はイベント目白押しでした。まとめ書きします。

まず、9/12にギックリ腰になり、仲間に治療してもらって何とか回復しました(これはイベントではなく事件ですね)。何気なく治療していたように見えたかもしれませんが、大変だったんです・・・。(笑)

たまに痛い思いすると患者さんの気持ちがよくわかって勉強になります。「ギックリ腰になるとこういうふうになるんだぁ〜」というのが再確認できました。実際に自分がなってみた感覚と自分が思い描いていたギックリ腰のイメージは、ほぼ完全一致していました。今後はより、患者さんの身になったギックリ腰治療ができるようになると思います。なので、結果めでたしです。今は腰は何ともなく、元気に飛び跳ねることもできます。

9/18〜9/19は「いやしの道協会」の合宿研修会でした。いずれブログで紹介されると思います。
http://blog.iyashinomichikyokai.com/?cid=56347

いつもの月例会と違って、泊りがけでの研修です。多くの学びが得られたのは勿論のこと、いろいろな先生方と日頃できないお話をさせていただきました。

それから、先輩の治療院2ヶ所に伺い、見学させていただいたり、治療していただいたりもしました。今週水曜日の午前には、また別の治療院に見学にうがう予定です。よって、その日(10/5)は午前は休診させていただき、午後3時からの診療とさせていただきます。

それから一昨日、昨日は毎月恒例行事の八郷接心でした。今回は2回目の典座(炊事係)にて、13人分の食事をつくってました。朝ごはんのお粥、前回よりも美味しくできました。奥深いです。

昼ごはんは、キノコの秋茄子のとろみ漬け汁そうめん、小松菜とモロヘイヤの胡麻和えをつくりました。こちらの様子も近々ブログで紹介されると思います。
http://blog.iyashinomichikyokai.com/?cid=52151

「ご飯つくりに研修会行ってるの???」と思われるかもしれませんね(笑)。これが、おおいに臨床に役立つのです。研修のタイムスケジュールに合わせて、一番美味しい状態で食事をだすためには様々な気の使いどころがあります。台所が治療室にかわったときにも、その気使いが活きるのだと思っています。「臨床に役立たない人生経験」無しです。

『典座教訓』にもそう書いてあります。

今月もけっこう忙しいです。10/6(木)は筑波大学理療科教員養成施設で、1年ぶりの「医療と社会」の講義です。この夏完成した新校舎にはじめて伺うが楽しみです。

いろいろ仕事をさせてもらって有難いです。

2011年08月29日

土日の出来事

27日土曜日は、身体教育研究所の稽古仲間、Iさん&Oさんとお会いしてきました。以前は、毎月の講話会でお会いしていたのですが、いやしの道に入門して以来、すっかり時間がなくなりお休みしていたので、本当に久々の再会となりました。

最近の稽古場の様子、稽古の内容を聞かせていただいたり、逆に僕の近況をしゃべらせてもらったり、楽しい時間でした。

たぶん1年半ぶりくらい会ってなかったと思うのですが、ぜんぜんそんな気がしないくらい自然に会話がはずみました。嬉しいですね。

そして昨日28日は、午前は鎌倉の円覚寺にて、夕方からは谷中の全生庵にて座禅をしてきました。やたら足を運べば良いものでもないでしょうが、スケジュール的にダブルヘッダーになってしまいました。

全生庵の座禅会には初めて参加させていただきましたが、他の会にはない厳かな雰囲気があり、気が引き締まりました。また来たいと思います。写真撮ろうと思っていたのですが、きれいに忘れてました。

2011年07月15日

湘南研修会は楽しいなぁ

昨日は、いやしの道協会湘南研修会に行ってきました(昨日の内容はもうしばらくしたらアップされると思います)。

今回はモデル患者として治療していただきました。やはりベテランの先生の治療を受けるのは非常に勉強になります。治療後は身体の寒熱が調い、スッキリしました。ありがたいです。

それから昨日は、いつもより1時間スタートが遅かったので、研修会の前に平塚八幡宮にお参りにいってきました。

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広々して、緑あふれる気持ちのいい神社ですね。強い日差しにもかかわらず、心地よい涼しさに包まれていました。立派な茅の輪も印象的でした。

2011年06月07日

初体験♪

6/4、6/5は、八郷接心に行ってきました。今回は、初の『典座(炊事係)』を担当させていただきました。

極めて非日常的な経験でしたね〜。大変勉強になりました。

まず精進料理(絶対肉禁止ではありませんが)のメニューを決定して16人分の食材を適量用意しました。また、食材が極力無駄にならないよう、余りなく使い切るようにもします。それなりにテクニックが求められました。

そして最も難しかったのが、接心のスケジュールに合わせて、料理を仕上げるということ。また、それが美味しいタイミングでできなくてはならないこと(麺をゆでるタイミングなど)。

どの時点で、どこまで作業が完成していなくてはならないかを考えながら作業する必要がありました。手元の作業だけに集中してしまっては、それはできません。否が応でも、全体を見通す広い視点が求められます。

正直、自分の力量ではそこまでできませんでしたが、助手のM先生の完璧なサポートで、なんとかやりきることができました。感謝感謝です。

もちろん典座を務めつつ、鍼の稽古もしっかりさせていただきました。接心の後は、師の手さばきのイメージが鮮明に残っているので、それが臨床に反映されます。

今回は、さすがにちょっと疲れましたが、お蔭様で昨日も今日も良い治療ができています。改めて、ありがたい場であると感じます。

2011年05月23日

鎌倉 円覚寺

昨日、鎌倉、円覚寺の日曜説教座禅会に参加してきました。

実は、八郷接心以外の座禅会は初めてだったのですが、とてもいい空気の中で座ることができました。行って良かったです。

素晴らしかったのが、境内の新緑の美しいこと、美しいこと・・・。
凛とした空気に包まれつつ、優しくて力強い生命の息吹が感じられました。

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2011年02月19日

言葉は死物

昨日は鍼と漢方の勉強会にいってきました。

夜スタートの勉強会ですが、いつもながら実に内容の濃ゆい、有意義な時間でした。今回は大きな発見がありました。

“言葉は死物である”ということです。

東洋医学では、用語は象徴的な意味合いで使われる場合が多いのですが、例を挙げますと『心(しん)』という言葉。これは西洋医学でいうところの心臓のことだけを指しているわけではありません。精神の働きや、循環器系の働きなど、『心』にかかわる現象全てを含有して『心』といっているのです。

また一方で、『心』という言葉が具体的な意味を示す状況もあります。各論として限定されたテーマの範囲内で使われる場合には当然そうなります。

言葉の意味は文脈によって変化するので、どう解釈するかは受け手の力量次第というわけです。

東洋文化が魅力的でありながらも、どこか解りにくい所以のひとつがこの言葉というものの認識の違いなのだと感じました。西洋文化では物事を論理的に捉える性格が強いですから、言葉の意味が固定していなければ論理の立てようがありません。

ですが、言葉は説明したい“元の現象”を切り取った一面なので、使われる文脈によって意味は変化しますね。それを固定させようとすることは“元の現象”と断絶することですから、文字通り“死物”と言えるわけです。

これは、ある意味当たり前の事なのかもしれません。これを読んだ方は「まぁ、そうだね」と思われるでしょう。しかし、日常の自分の認識を省みると、物事を固定的に捉えていることがなんと多いことかと思います。

もちろん、それが悪いわけではありません。それが無かったら学問などできません。しかし、あくまでそれは“限定された状況下だけで通用する意味”であるということを失念してしまうと、とんでもない勘違いをするということです。

でも僕達は日常において、そんな勘違いをけっこうしているのではいでしょうか。それに気付くことって、案外生易しくないと思います。

伝言ゲームで、一人目の言葉を直に聞いたのは、二人目だけです。三人目以降は、一人目の言葉にはまったく触れていないのです。三人目以降にも正しく伝わるためには、前の人の“言葉”を聞くのではなく、前の人が言葉で表現している“元の現象”を察するしかないはずです。それをまた次の人に伝えるためには、必ずしも字面の上で同じでなくとも、伝える人にとって表現しやすく、受け取る人にとって理解しやすいカタチにしてもよいのだと思います。カタチは違っても“元の現象”は死なないはずです。

いささかややこしい話だったかもしれませんが、僕が取り組んでいるテーマにおいて、この気付きは極めて大きな意味を持つと思ったので、つい書きたくなってしまいました。